木下財団の創立者の木下茂は、㈱木下産商を創立し、日本最大級の鉄鉱石輸入商社へと急成長させました。戦後日本の復興に邁進するとともに、「支援を必要とする人を助けたい」という想いから、昭和37年、最初は貧しい地域の方々のための無料の病院を設立、昭和56年に助成事業に転換、以来、木下財団は障がい者支援施設への助成を続けています。そうしたなかで、施設の皆様がコロナ禍で大変な思いをされている現状を目にし、声を聞き、財団の職員でもある東光さんが「私にも出来ることがある」と、色々な専門家の皆様にご協力いただきながら、「sweet heart project」を立ち上げ、障がい者支援施設のお菓子作り、販売のサポートを始めました。
職員が財団の枠を超えて、外部の皆様と連携し社会課題に取り組む事業を立ち上げた事を大変喜ばしく思います。財団とは独立したプロジェクトですが、 木下財団の主旨とも合致しておりますし、 迷うことなく役員とともに全員一致でサポートを決めました。サステナブルな仕組みになるよう、応援していきたいと思っています。
まだ始まったばかりで、足元を照らす光は小さなひかりかもしれませんが、その小さなひかりは未来を照らし出します。
社会福祉法人木下財団 理事長 大久保政彦
http://www.kinoshita-zaidan.or.jp/