~僕らは耳で焙煎をする~
埼玉県上尾市にある視覚障害者支援団体、NPO法人みのりが運営する領家グリーンゲイブルズでは、「僕らは耳で焙煎をする」をキャッチフレーズに、自分達で焙煎したコーヒーを販売しています。コーヒー焙煎は、かなりの集中力を使う繊細な作業です。これは熟練者にとっても至難の技。領家グリーンゲイブルズでは、その焙煎を洗練された聴力を頼りに仲間たちが挑みます。多くの焙煎師は「色」で焙煎具合を決めますが、目では見えない生豆の水分量を豆のハゼ音がベストタイミングを教えてくれます。その音を聞き分け、美味しいコーヒーを作り上げているのです。
